呼び出し音は大きければいいものでもない気がする

私には好きな温泉施設があるのだが、リラックスしたあと、どうしてもお腹が空いているときは、併設しているお食事処に寄ってしまう。

そこで食べるカレーライスが好きで、毎回カレー一択だ。少なくともカレー以外頼んだことがない。あと今回はカレーを力説したいわけではない。

お食事処のご飯はおいしく、座席もゆったりできて、リラックスできる…はずだったのだが、最近、私がどうしても落ち着かなくなる瞬間がある。
それは、
「ポーン! 28番でお待ちのお客様、カウンターまでお越しください!」
この呼び出し音とその音量だ。

機械で自動化された呼び出し音が、スピーカー周辺一体に広がるのであるが、音量がとても大きくてすごくビックリしてしまう。

厄介なのが、呼び出し音が突然鳴り響くため、こちらも覚悟ができない。
せっかく温泉とご飯でこの上なくくつろいでいるのに、唐突に邪魔される感じがして、私は全く馴染めない。

余程であれば、店員さんに言うのも手だが、周りのお客様は何も気にされない様子…、あとその呼び出し音が気に入らないのであれば、店から出ていけばよい・・・、という近年の風潮もあるので、どう向き合って、どう対処したらいいかわからない。

わからないから、文章で書き起こしているわけであるが・・・。

残念だが、温泉施設は利用しても、併設しているお食事処はもう利用しないかもしれない。

ご飯のおいしさだけが、お店の良さを決定づけるものではないことを、とても感じた瞬間だった。
でもカレーはとてもおいしかった。

一旦、終わりです。

水垣 梓希