近年、ラジオは「昭和のオールドメディア」と揶揄されることもあります。
しかし、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の中継をきっかけに、改めてラジオの価値が注目されているように感じます。
今回のWBCでは、地上波テレビでの中継が行われていません。
そのため、多くのファンが試合を観るために別の方法を探す必要があります。
代表的な視聴方法が、Netflixによる配信です。
映像で試合を楽しめるというメリットがありますが、有料サービスであるため、気軽に利用できないと感じる人もいるかもしれません。
そんな中で、もう一つの選択肢として存在感を見せているのがラジオ中継です。
ラジオは映像がないメディアですが、実況アナウンサーの言葉や解説者のコメントによって、試合の臨場感を十分に味わうことができます。
むしろ、想像力を働かせながら楽しめるのがラジオならではの魅力とも言えるでしょう。
私自身も、2023年のWBC準決勝をラジオで聴いた経験があります。
その日はJR新宿駅の構内を歩いていました。
イヤホンから流れてきた実況が突然大きく盛り上がり、
吉田正尚選手の3ランホームランが飛び出した瞬間でした。
思わずその場でガッツポーズをしてしまったことを、今でもよく覚えています。
さらに印象的だったのは、解説を担当していたAKI猪瀬さんの言葉です。
「きょうの試合は、日本が100%勝ちます!」
という力強い宣言でした。
そして、その言葉通り日本は勝利しました。
この出来事を通して、ラジオというメディアの持つ力を改めて感じました。
映像がなくても、言葉だけで人の心を動かすことができる。
WBCの中継を通じて、ラジオの魅力を再認識した人は、きっと少なくないのではないでしょうか。









