こんばんは。『きょうをほどくラジオ』の時間です。
お相手は、ソースアツです。
この声は、6月のとある暑い日に録っています。
たぶん、放送されるころは、7月も半ば…、
高校野球の地方大会が、本格的に始まっている頃かもしれませんね。
今日は「高校野球」について、少しだけお話できればと思います。
実は僕は、高校野球を観るのがけっこう好きです。
好きにも度合いはあると思いますが…、毎年どこかしらの地方大会を、
野球場まで見に行っているぐらいです。
昨年秋も、今年の春も、時間があれば関東大会や県大会にも足を運んでいます。
今年の春の甲子園で優勝したあのチームも、昨年秋からこの目で見ています。
でも、「夏の高校野球」って、やっぱり他の季節とは全然違う気がします…。
同じ野球でも、「夏のために」がんばってきたっていう想いが、
試合の空気や選手の姿から、じわっと伝わってくるんですよね。
暑さの中で、真っ直ぐに、ただ白球を追いかける姿というか…、
あれを見せつけられると、心がジーンとくるというか…、
とても美しいなって思う瞬間があります。
たとえば昨年2024年夏のこと。
東東京代表の高校が、夏の甲子園で準優勝しました。
実はそのチーム、僕は2023年の秋、神宮球場で観ていました。
そのときは、まだ強さの実感、僕にはわからなかったのですが、
夏になった途端、あの選手たちがテレビの中で堂々と躍動していて、
「うわ、こんなドラマってあるんだ…」とビックリした記憶があります。
最後は惜しくも接戦で、負けてしまったけど、
それでも、あの姿はまちがいなく『美しさ』だったと感じています。
なんとなく、自分の目で見た選手って、
親御さんでもなければ関係者でもないのに、
良い意味で謎の親近感をもって見てしまうんですよね…情が入ってしまうというか…。
それが夏の高校野球の、魔法みたいなところなのかもしれませんね。
ちなみに…、僕がはじめて球場で観た高校野球の試合は、
自分の学校が負けて、『夏が終わった日の試合』でした。
恐ろしいかな…、夕方に近づいていく情景が、
今となってはどこか美化されてしまっています。
今年は、どんな景色が見えるのでしょうか。
また、誰かの「夏」に立ち会えたらいいなと思いながら、
今日はこのあたりでおしまいにします。
それではまた次回お会いしましょう、『きょうをほどくラジオ』でした。
それじゃ、バイバイ。