夏の甲子園を終えて~東東京代表の大進撃~

私は野球を見るのが好きで、ふと未来の予定が空いたときは、野球場に足を運んで観戦することもある。

近年はプロ野球の人気も高くなり…チケットの値段も高くなってしまっているかもしれないが、熱気も高まっている感じがする。
ただ少しプロ野球は、マニアックな要素もあって、自分が好きでも周囲はさほど関心を示さないようにも感じる。

そんな中、高校野球は、普段野球に関心がなくても、テレビやラジオがついていれば目に入ってきやすい。
私のまわりでも、普段は興味がなくても、地元の代表校の出場試合は9イニングきっちり見ている方もいる。

途中からお気に入りの選手をみつける方もいて、その見つけ方も様々。
プロ注目の選手だからしっかりと観たいとか、この選手は姿が素敵だから応援するとか、この投手は全く打たれないから安心して家事ができるとか・・・。

楽しみ方はそれぞれにしても、目的は「我が街の代表を応援する!」で意識が統一されているから、わかりやすくて良いのかもしれない。
野球自体への関心を高めるためにも、入口は高校野球も案外よいのかなと思う。
(ちなみに私個人的には、社会人野球を入口とすることをオススメしている。)

さてこの夏も高校野球を観させて頂いた。
私の故郷の代表も大活躍し、私がいる東京代表チームも大躍進した。

とくに今年の夏の甲子園で準優勝した、東東京代表チームは、昨年秋に新チームになってから、私は実際に野球場に行って、この目で観たチームだっただけに、とても思い入れがあった。

秋の神宮球場の試合で、当時背番号10の投手が、8月には背番号1をつけて、今年の夏の甲子園の主役にまで成長。
球速が約10か月で急成長し、最速150kmを超える直球には私も魅了された。

またその後の情報で、昨秋は背番号1番で、今夏は背番号10の投手は、「やっぱり悔しい。」という表現をされていて、私も涙腺が緩んだ。
ただ夏の甲子園決勝で先発マウンド、ましてや甲子園100年の記念すべき場所で、100年先にも語り継がれる姿はエースといってよい。
私は6回表3アウト目の奪三振がとても印象に残っている。

・・・まだ暑さも続きそうで、秋の雰囲気は漂わないかもしれないが、気持ちは夏を終えた感じがする。来年も楽しみだ。
一旦、終わりです。

水垣 梓希