完封勝利には華がある~スコアに0を並べる姿は美しい~

夏の甲子園を観て感化されることがある。
その「感化」自体が何か世のため人のために役に立つものであればよいが、私の場合は、自分自身のモチベーションアップと言ったところであろうか・・・つまり直接的には、あなたの役に立つことはないと思う・・・。

どうせならその感化されたエネルギーを、PCに向けてみた。そして、ひとつの感覚に気づく。
それは、野球における「完封勝利」には、華があると感じたことだ。

気が付いたタイミングは、2024年夏大会で甲子園初勝利を飾ったチームが、2回戦で優勝候補の一角のチームを破り、大きな話題となった瞬間だ。

たった1人の投手で、相手チームの攻撃を0点で抑えて、勝利をつかむ姿、その瞬間にマウンドに注がれるスポットライトは、美しい。
(本文中に登場する野球用語で、理解が難しい言葉があれば、ぜひあなたの周りにいらっしゃる野球の詳しい方へお尋ねして欲しい。)

そしてなにより、記録としても、相手チームのスコアに0が横並びとなる画も、美しい。

日本の場合、野球のポジションの中でも、投手は「華」と言われるが、華となる人物が華となる行動をとると、それは輝かしいに決まっている。

近年は野球界全体で完封勝利を観る機会が減った。
投手分業化の流れが進み、複数の投手で勝ちをつかむことが多くなったからだろう。

これ自体もちろん全く否定するつもりはない。
事実として完封勝利というものが、珍しいものに変化しているだけだと思う。
だからこそより、輝かしく見えるのかもしれないが・・・完封に。

ちなみに今夏の甲子園をみて気が付いたことが、チェンジアップがトレンドになりつつあるのかなと感じた。
投手の体への負担軽減だろうか、とても有効な方法だと、素人ながらに思う。

先ほど例に挙げたチームは、3回戦でチェンジアップを得意とする相手投手に翻弄されていた様子をみると、ますますそう感じた。

私の気がつくタイミングが遅いだけで、野球界でも次なる手を打ち続けているのかもしれないが、素人目線で楽しみは持ち続けていようと思う。
一旦、終わります。

水垣 梓希