マツコ・デラックスさんが、疲れた30代が住むべき東京都内の街をお話していたことがあったそうで、そのひとつに「上中里(かみなかざと)」という街を挙げていた。
2021年にテレビ番組で放送された内容とのことで、私はネットサーフィンして偶然にも見つけた記事で知ったために、マツコさんが当時どのようなトーンでお話されていたかはわからない。
・・・というか、私の心が疲れているのだろう、このような検索結果をはじきだしてしまうほど、どこか悲観的な想いを消化したい気持ちになった。
そこで私は、上中里駅に人生ではじめて降り立った。
厳密には新幹線乗車時に、街並みを眺めることはあったが、足を踏み入れたことはなく、その周辺ですら通ったことがなかったので、とても新鮮であった。
マツコさんのご発言に伴う先入観を持ち合わせての「上中里」入りであったが、私の総合的な直感としては、良い印象を受け取った。
まず、JR京浜東北線の1両目が、駅の出入口に近いところが気に入った。
私はできるだけ中央の車両を避けて乗車するのだが、デフォルトで端の車両に到達するのは駅構造として良いなと思った。
私がたまたま1両目に乗車しており、その流れで駅のホームに降りたためでもあるが。
(もし10両目に乗っていたら、いきなり逆の印象を抱いていたかもしれないが・・・。)
駅周辺の街並みを歩くと、意外と一軒家が多い印象を受けた。
定住されている方々が多いのだろうか・・・少し住宅地の路地もお邪魔させて頂いたが、東京23区内にしては落ち着いた空間が形成されているように感じた。
近くに公園もあったため、緑を眺めることもできる。
鉄道や道路の音が気になる場合は、かなりケアが必要かもしれないが・・・。
・・・別に街歩きの専門家でもないため、直感をただ書いているだけであるが、マツコさんのお話されていた意味が、凡人ながらにわかった。
ちなみに鉄道に詳しくなければ「上中里ってどこ?」という事態になるところもまた、良さのひとつかもしれない。
最後に余談。駅の改札から出て北東方向に延びている、線路を渡るための橋なのでしょうか・・・きしむ音が少々怖かった・・・夜だとどんな感じなのでしょか・・・。
一旦、終わりです。
水垣 梓希